【Windows11】C言語環境構築:gccコンパイラのインストール手順

目次

はじめに

C言語環境を初めて構築するという人は読み飛ばしてもらっても問題ありません!

Mingw-w64インストーラが起動しない

先日Windows11でC言語のコンパイラであるgccコンパイラ(MingW)のインストールを試みました。

インストーラの「mingw-w64-install.exe」を起動したところ、The file has been downloaded incorrectlyというエラーメッセージが出ました。

Windows10の時は問題なくインストール出来たのですが、再起動などをしても解決しません。

海外のサイトなどで調べてみるとWidows11でも問題なくインストール出来ているの人がいる一方で、どうやら私の他にも同じ状況に陥っている人がいるみたいでした。

解決策

さて、解決策ですがQiitaに@kzrashiさんが投稿した「MinGWのインストールが失敗する」という記事が参考になりました。

ということで備忘録も兼ねて以下に設定手順をまとめました!

C言語環境構築 設定手順

手順1. gccコンパイラのダウンロード

gccコンパイラをダウンロードするためにMingwのダウンロードページにアクセスしましょう。

アクセスしたら64bit版の場合は「x86_64-posix-sjlj」というファイルを、32bit版の場合は「i686-posix-sjlj」ダウンロードします。

(Mingw ダウンロードページ

手順2. ダウンロードファイルの解凍

手順1.でダウンロードしたファイルは7zip形式で圧縮されています。このままでは使えないので別途「7-Zip File Maneger」などのソフトで解凍する必要があります

解凍すると「mingw64」というフォルダがあるので、このフォルダを以下のパスの場所に移動させてください。

C:\Program Files
(mingw64 移動後画面)

手順3. 環境パスの設定

gccコンパイラの場所をWindowsに教えるために環境パスを設定します。環境パスを指定することでC言語で書かれたプログラムの簡単にコンパイルすることができるようになります!

まずWindows左下の検索欄に「システムの詳細設定の表示」と入力して、コントロールパネルのシステムプロパティを開きます。(環境パス 設定手順1)

(環境パス 設定手順1)

項目の中から「環境変数」を選択します。(環境パス 設定手順2)

(環境パス 設定手順2)

表示されたウィンドウで「Path」を選択したあとに「編集」をクリックします。(環境パス 設定手順3)

(環境パス 設定手順3) 

「新規」をクリックして、先ほど移動させた「mingw64」のフォルダパスを通しましょう。(環境パス 設定手順4)

C:\Program Files\mingw64\bin
(環境パス 設定手順4)

その後開いていたすべてのウィンドウで「OK」をクリックして設定を反映させましょう。

これでgccコンパイラが使える様になりました!

gccコンパイラの確認

念の為にgccコンパイラがインストールされたかを確認しておきましょう。

コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを入力してください。

gcc -v

以下のようにgccのバージョンが表示されたら正しく環境パスを設定できています。

まとめ

今回はWindows11でgccコンパイラをインストールする方法をまとめました。

Windows10までで利用できていたmingw-installerが使用できなくなった場合は今回の内容を参考にすれば上手くgccコンパイラの環境を構築できると思います。

どこか不明な点や気になるところがあれば、以下のコメント欄までお願いします。それではまた。

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この記事を書いた人

えだはのアバター えだは ITエンジニア

2001年生まれの♂。愛知県出身。
国立大学の情報学科を卒業後、某ユーザ系IT企業に就職。
2022年に当ブログ「えだはの部屋」を開設。
ブログ収益は100円〜1000円の間で常に低空飛行をしており、基本赤字。
将来の夢は億万長者。

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