先日VMにリモートデスクトップで接続して作業することがありました。
リモートデスクトップの中でブラウザ(Chromium)を開いたところ、日本語に当たる箇所が「□□□□□」みたいな感じで文字化けしており、全く作業することができませんでした。
いろいろ対処法を調べたところ無事解決できたので、今回はその解決方法を共有します。
目次
Ubuntuのブラウザで日本語が文字化けする場合の解決方法
解決方法
まずは解決方法から。以下のコマンドをターミナルから実行すればOKです。
$ sudo apt install language-pack-ja
$ sudo apt install fonts-ipafont
$ sudo apt install fonts-ipaexfont
$ fc-cache -fv
原因はなんだったのか
原因はVMの中に日本語パッケージがインストールされていなかったことでした。
今回、私はAzure VMを使ってVMを立ち上げていたのですが、そのVMの中にはデフォルトで日本語パッケージが入っていなかったようです。
そのため、ブラウザを開いたときに日本語を正しく読み取ることができずに文字化けをしていたようです。
解決方法のコマンドの意味
それぞれ以下になります。
- 1行目:日本語のローカライズファイル(言語パック)をインストール
- 2行目:IPA(情報処理推進機構)が提供する日本語フォントをインストール
- 3行目:IPAexフォント(IPAフォントの改良版)をインストール
- 4行目:フォントキャッシュを再生成
1-3行目で複数の日本語パッケージをインストールしていますが、それぞれ役割が異なり、一部のアプリでは特定のパッケージに依存している場合もあるので、互換性を高めるために複数パッケージを入れています。
パッケージ名 | 主な役割 | 使う理由 |
---|---|---|
language-pack-ja | 日本語の翻訳ファイル | メニューなどを日本語化 |
fonts-ipafont | 日本語の基本フォント | 日本語が正しく表示される |
fonts-ipaexfont | 美しい日本語フォント | 見栄えの良い表示・印刷に最適 |
4行目では1-3行目でインストールしたパッケージが反映されるよう、キャッシュを更新しています。
まとめ
今回はUbuntuでブラウザを開いたときに日本語が文字化けしたときの原因と解決方法についてまとめました。
不明点や気になるところがあればコメント欄までお願いします。それではまた。
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