皆さん、プログラミングをする際にどんなエディタを使用されていますか?
私はこれまで大学で指定されていたLinux上のemacsというエディタでコードを書いていたのですがどうも使いづらい。ということで、プログラマーの中でも人気の高いVisual Studio Code(以下VSCode)を導入しました。今回は導入したVScodeで適用している設定(C言語環境)を紹介します。
適用設定
以下が私が適用している設定です。もし私と全く同じ設定を望む人がいれば、setting.jsonの内容をすべて下のに書き換えれば同じになります。
{
"C_Cpp.clang_format_style": "{ BreakBeforeBraces: Attach, IndentWidth: 4 }", //字下げの設定
"editor.formatOnSave": true, //保存時にインデントを挿入するか
"terminal.integrated.persistentSessionReviveProcess": "never", //ターミナルを閉じたときに前回の履歴を復元するか
"terminal.integrated.defaultLocation": "editor", //ターミナルを開く場所をエディターにする
"editor.minimap.enabled": false, //minimapを表示させない
"workbench.startupEditor": "none", //ウェルカムページの非表示
"window.restoreWindows": "none", //前回ウィンドウの復元をしない
"extensions.ignoreRecommendations": true, //拡張機能の推奨通知を無効
}
コメントで各設定の内容を簡単に説明しましたが、一応細かいところ?まで説明しときます。
2行目.”C_Cpp.clang_format_style”:
こちらはC言語もしくはC++言語を記述する際に、コードを整形する際の設定です。内容は、関数等の先頭括弧である “{” を行頭に設置せず、インデントは空白4文字分を入れるということです。
説明だとよく分からないかもしれないので、下に設定を適用前後の整形時のコードを載せておきます。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello World!\n");
return 0;
}
#include <stdio.h>
int main(void) {
printf("Hello World!\n");
return 0;
}
このようにmain関数の先頭括弧の位置が変化していることがわかります。IndexWidthに関してはデフォルトが空白4文字分なので違いはありませんが、自分の好きな文字数分だけ字下げをしたい場合は、4を他の数字に変えることで実現できます。
3行目.”editor.formatOnSave”:
この設定を”true”にすることで、ファイル保存時に上記で設定したコード整形を自動で行うようにすることが出来ます。特にショートカットキーを変更していないWindowsの場合、「Shift」+「Alt」+「F」を押さなければコード整形が行えないのに対し、ファイル保存時の「Ctrl」+「S」で保存とコード整形を同時に行うことが出来ます。
非常に便利な設定だと思うのでぜひ活用してください。
4行目.”terminal.integrated.persistentSessionReviveProcess”:
こちらは好みが分かれると思いますが、VSCodeでターミナルを開くと前回閉じたターミナルが復元されます。私の場合は毎回真っ白なターミナルから始めたいので、設定を”never”にしています。
5行目.”terminal.integrated.defaultLocation”:
こちらの設定を”true”にすることで、下図の様にターミナルを開く場所をエディタ画面に設定できます。
この設定の良いところは、画面を2分割した際、左右にソースコードとターミナルの結果を同時に置けるところです。ターミナルが画面下に設置されるとソースコードの見える範囲が大幅に減ってしまいます。実行結果と見比べながらデバッグをしたいときとかに有効です。
6行目.”editor.minimap.enabled”:
こちらはミニマップを毎回表示させるかどうかを変更できます。私の場合、ミニマップの有用性をこれまで感じたことがないので”false”にして非表示にさせています。まあ、お好みでどうぞ。
7行目.”workbench.startupEditor”:
少々設定内容が掴みにくいかもしれませんが、こちらを”none”にするとVSCode起動時にウェルカムページを非表示にすることが出来ます。毎回あのタブを閉じるのが面倒くさい人にはおすすめです。
8行目.”window.restoreWindows”:
この設定ではVSCodeを開いた際に、前回の作業画面を復元しないように設定できます。前回途中で閉じたウィンドウから始めたい場合は、こちらの設定は必要ありません。
9行目. “extensions.ignoreRecommendations”:
この設定を”true”にすると、拡張機能の推奨通知を無効になります。毎回通知が来て鬱陶しい場合は設定しましょう。
まとめ
今回は私がVSCodeで利用している設定をまとめました。プログラミングは自分に合ったエディタで行うことが効率に直結します。
この記事で紹介したことが参考になれば嬉しいです。それではまた。
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